廓寥(かくりょう)- Empty 
    Sky 
(2007)
数々の移動を繰り返して来た僕は或る日空を見上げてみる。
    その空は様々な場所で過ごした時に仰いだ空と変わらずに虚無を携えていた。
    そこで出会った人々はその「場所」に留まり、
    移動を繰り返すのは自分ひとりだけだと思えて来る。
 そしてその「場所」と「人々」の記憶は、
    ピントがいつまで経っても合わないレンズから見える光景のように霞み、薄れて行く。
2007年制作、30cm x 22.5cm, 版画用紙にクロモジェニックプリントとロウ
グループ展、「GinEn」出展時の模様
    2010.1.9 - 4.18
東京アートミュージアム
個展の模様
    2010.3
ピクチュラ・ギャラリー、インディアナ、アメリカ