Nostos Algos

 

故郷とは、誰がいったか遠くに在りて故郷とは
その地に帰ってみてみるともう屋根などなくて
異地と思っていたものへと望郷がつのるのだ

記憶とは、しるしておもうと言うのだそして
写真という仕掛けをつかって憶いを記してみるのだが
出てきたそのぺらぺらした記憶とやらは
あまりにかすんで色もにおいも消えていて
思い痛みがただ増幅されるのみなのだ

 


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